太平洋フェリー きそ 名古屋〜苫小牧乗船記(おまけ)

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4月30日 札幌周辺

旅行の最終日は、千歳から18時20分の飛行機までの間にドライブでもしようと札幌からレンタカーを予約してあったものの、特段行きたい場所もなく、どこか適当な場所はないかとホテルのコンシェルジュに相談しました。すると千歳にほど近い「社台スタリオンステーション」を奨めてくれました。私はもともと行きたいなぁと思っていたのですが、夫は馬に興味がないため言い出せないでいた所でした。夫もまんざらではない様子だったので、これ幸いと連れて行ってもらうことにしました。

以前ならかの有名な「サンデーサイレンス」を見学出来た所ですが、彼亡き後はやはり暮に種牡馬入りしたばかりの「ディープインパクト」でしょう。カーナビがあったので問題なく現地に到着することが出来ました。

ゴールデンウィーク中なので、ものすごく混雑しているのかと思いましたが、それ程でもなくかつてのGI馬達をゆっくりと見学することが出来ました。
まず「トウカイテイオー」です。父に「シンボリルドルフ」を持つ1991年のダービー馬ですが二度の骨折を乗り越えた最後の有馬記念(1993年) は感動でした。気品のある馬でした。

(真ん中の写真拡大版は約460KB)

「ディープインパクト」の放牧場の前は人だかりがしており大人気でしたが、腹が立つぐらいに草を食べっぱなしでちっとも顔を上げてくれませんでした。
食べてるまだ食べてる(拡大版は約500KB)ひたすら食べてる

この馬たちも懐かしいです。「アドマイヤドン」などは馬券を買ったこともあります。
変則二冠「キングカメハメハ」ダートホース「ゴールドアリュール」早熟「アドマイヤドン」
競馬場で見る馬は青毛(まっくろ)や青鹿毛(こげ茶色)の方が何となく強そうで好きですが、左の「アグネスタキオン」(栗毛)や右の「クロフネ」(芦毛)は晴天の下キラキラ光って本当に綺麗でした。
栗毛の王子さま「アグネスタキオン」最強ダート馬「クロフネ」

サラブレッドを堪能した後は、支笏湖までドライブしようということになり、苫小牧経由で行ったのですが、ついでに再度フェリーターミナルに寄ってもらい、接岸中の「いしかり」を撮影しました。
苫小牧から30分ほどで、支笏湖湖畔に到着しました。ぐるっと一周しようかと思ったら、途中で温泉宿(丸駒温泉)への一本道に入ってしまい、あわてて駐車場で引き返しました。支笏湖は日本で二番目に深く、二番目に大きいカルデラ湖で(一番目はあの屈斜路湖)、日本最北の不凍湖だそうです。その水に近寄りたいとボートに乗らないか提案しましたが、夫は千歳空港周辺の渋滞が心配なようで却下されました。
空港までの途中、千歳川の脇に「さけの里ふれあい広場」という標識があり、何だろうと未舗装の道と行くと立派な展示場がありました。ここでメダカ位のサイズの鮭の稚魚と触れ合ってしまいました。
支笏湖を出発したのが1時半、鮭を見学したもかかわらず、渋滞に巻き込まれることなく結局車は3時過ぎに返却してしまいました。
が、結果オーライ、レンタカー営業所のすぐそばについ10日前に拡張ゾーンがオープンしたばかりの「千歳アウトレットモール・レラ」があったので、歩いて素早くチェックしに行きました。ゴールデンウィーク中なので、流石に人出が多かったですが、東京周辺のアウトレットに比べたら半分位のイメージでした。また品揃えが多く、御殿場のアウトレットなどは大体自分に丁度いいサイズのあたりが売り切れているのですが、そんなことがなく、予定外にスーツの上下を購入出来たのは大収穫でした。
千歳空港では、この旅最後の締め、札幌ラーメンを食べることにしました。どの店が美味しいのかは調査不足でしたが、呼び込みに熱心で、手際良く荷物を持ったお客をさばいていた「味の時計台」に入りました。まずサッポロビールのグラスと餃子を注文し、その後味噌バターコーンラーメンを食べました。特製ラーメン(バターコーン付きの味噌チャーシューメン)にするかどうか真剣に迷った末の「迷った時には王道を」でした。

考えてみると、今回は新幹線→在来線→地下鉄→バス→フェリー→タクシー→レンタカー→マイクロバス→飛行機と乗り物づくしの旅でした。でもお互いに乗り物好きでないと、ちょっと辛い物があるかもしれません。【2007年7月記】