レジェンド・オブ・ザ・シーズ 上海・韓国クルーズ乗船記 (2010年5月3日)

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2日目 航海日
部屋の真上はプールサイドなので、結構人の足音が聞こえます。それよりも清掃用のカートがゴロゴロゴロゴロと轟音を立てて一度ならず複数回通過したのでびっくりして6時過ぎに目が覚めました。そうしたら夫も起きていて、ちょっと様子を見てくる、と言うのでカメラを持たせたところ「いい被写体はなかった」と一枚も撮影せず戻って来ました。
私が次に起きたのは8時半でした。まだ日本近海にいると思いますが、昨晩時刻改正があり時計を1時間戻したので、実際には1時間余分に寝たことになります。朝食は24時間オープンの9F「ウィンジャマー・カフェ」に行きました。ここは昨日の乗船説明会で本船の定員の割に座席数が250ぐらいと少なく、かなり混雑するので時間をずらしてください、言われていましたが、日本人なら早目に行くのでこの時間なら大丈夫だろうと思った通りそれ程の混雑はありませんでした。
シリアル類が豊富な点が外国船ですが、炊きたてのご飯もあるのがアジアクルーズのいい所です。まだご飯は恋しくないので今日のところはパンにしました。

夫は豪快にチャーハン等を、私は少量のハムやスモークサーモンと味噌汁にしました。よくホテルのバイキング朝食にある、具と味噌汁部分が別々に置いてある方式が採用されていたのですが、竹輪と海藻とざっくり切ったネギがツボにはまりました。

戻りがてら同じフロアにある卓球台で腹ごなしに20分ぐらい熱戦しました。今日は春らしいぼんやりとした天気です。
11時からはラインダンス教室が5F「アンカーズ・アウェイ・ラウンジ」であり夫が是非と言うので行くことにしました。5分前に行きましたがあまり人数が集まっていません。
時間になっても最初集まりが悪く、エンターテインメント・スタッフのサニ(インド人)が心配そうでしたが、少しずつ人が増えそれなりにノリのいい人が集まったので、最終的には楽しく30分で3曲を踊って来ました。
その時に次のダンス教室の案内で14時から「チャチャチャ」のクラスがあると言うので、この後はすぐに走ることにしました。10Fの「ジョギング・トラック」は船尾のロッククライミングの所から1周約400mは陸上競技のトラックぐらいあります。
船尾を回って右舷へファンネルの横あたり。先は長い船首を周る。下は「ウィンジャマー・カフェ」
丁度いい気温でしたが、船首に向かう時の向かい風が厳しかったです。12周ちょっと走りました(4周で1マイルなので約5km)。
本船のメインデッキは船尾のところにはないし、船首部分は行き止まりになっているので、走るのはここスポーツデッキしかありません。ということを念のためジョギンング後に確認しに行ったところ、この時はたまたま船首に回る部分の扉が開放されていました。
やっぱり入れるのかと思い、どんどん先に進むと物置のように雑然と物が置かれているスペースに入ってしまったので、乗船客は入ってはいけないようだと気付き慌てて引き返しました。
部屋に戻ると部屋の掃除がまだ終わっていませんでした。そろそろ来るのだろうとシャワーを浴びてから、ジョギング中ずっといい匂いが漂っていたプールサイドのバーベキューを見に行きました。アメリカンなリブがアメリカンなバーキューソースをまとって焼かれていました。
カロリー調節もあり基本的に昼食は食べないので、とりあえずアイスクリームマシーンでソフトクリームを作りました。
がこれが呼び水となってしまい、バーベキューの端にあったクッキーやフルーツだけ食べようと取って来たのですが、食べ終わるとどうしてもバーベキューの味見がしたくなりました。
ということで、しばらくあった長い列がはけたのを見て、ポークリブを取りに行きました。味は見た目通りのアメリカン味でした。
13時半頃再度部屋に戻ると漸く清掃が終了していました。カジュアル船はクルー対乗客の比率が低いので、プレミアム船に比べてサービスが劣るのは仕方ありません。ただ今回の客室係はフィリピン人の女性で、女性ならではらのピリっとした清掃ぶりでした。
14時になったので5F「アンカーズ・アウェイ・ラウンジ」の「チャチャチャ教室」に行きましたが、今回は大盛況で人が舞台から溢れてしまいました。スコットランド人のクルーズ・ディレクター、アラン・ブラウンが早口でどんどん進めるので夫は戸惑い気味でしたが、ではここでパートナーと組んで、と言われたときには必ずススっと歩み寄って二人で踊りました。時間は僅か30分、初めてのチャチャチャでしたが、とりあえず足踏み出来るようになりました。

このあと同じ場所でまだ「ラインダンス教室」があったので、流れで本日二度目のラインダンスを踊ってしまいました。
戻ってちょっと本などを読んでいるとあっと言う間に16時、今日は17時から船長主催のカクテル・パーティがあるので、その支度に30分、と考えるとゆっくりビールを飲む暇もありません。が、夫が9Fの「ソラリウム・バー」にビールを買いに行ってくれ、懐かしのメキシコビール「ドス・エキス」を飲みました。
昨年の3月の「サファイヤ・プリンセス」以来夫がタキシードを着用し、私もドレスに身をつつみ、この格好をしたらポートレートを撮影してもらわない訳にはいきません。今回はアジア向けクルーズのためか、それ程ポーズに注文が入りませんでした。
17時からのキャプテン主催カクテル・パーティは会場5F「アンカーズ・アウェイ・ラウンジ」に行くと、どの席も一杯でしたが、奥の方に空いている席をみつけました。船長の挨拶はノルウェー訛りでわかりにくかったですが、最後のジョークはウけていました。ノルウェー語で「また会いましょう」と言ってみましょう、と皆に言わせておいて、「次はもっと難しいですヨ、Mata ai mashoo」で笑いを取っていました。
カクテル・パーティが終わってメインダイニングに行くと、今日はほぼ同時に全員揃いました。このテーブルのウェイターは中国人だと言っていました。

Starters

  • BOSTON LETTUCE(v)
    Delicate greens tossed with chopped eggs and fire-roasted red bell peppers


  • ESCARGOTS BOURGUIGNONNE
    Tender snails, drenched in melted garlic-herb butter and baked to perfection
Main Courses
  • FILET OF BEEF
    Piquant green peppercorn sauce, served with a mound of creamy whipped potatoes and meaty, sautéed crimini mushrooms


  • ASIAN-STYLE DUCK
    Hoisin glaze compliment the richness of the duck, while Chinese pancakes add texture
Deserts

  • CHERRY JUBILEE


  • DOUBLE STRAWBERRY CHEESE CAKE

料理がテンポ良く運ばれるので、19時半頃食べ終わってしまいました。帰りに同じフロアの「カジノ・ロワイヤル」を覗きに行くと、それなりの人数がプレイ中でした。
部屋に戻るやいなやタキシードに疲れた夫が早々と装束を解いてしまったので、今日の行事はこれで終了となりました。ベッドにはかわいいタオルの動物が置いてありました。そして昨日メモで頼んだ通り、今日も正しく船内紙「クルーズ・コンパス」の日本語版と英語版が置いてありました。
21時頃本船は鹿児島沖を航行中でした。まだ日本の領海内なのに完全に外国に来ている雰囲気なのが、やはり不思議な感覚です。寝る前に読書をしましたが、1時間もしないうちに睡魔が襲って来てしまいました。