14日目 4月16日(土) 終日航海日 日出6:24 日没18:24
航海情報天候気温正午位置風向風速船の揺れジョギングデッキマシン陸上合計デッキ累計距離累計
曇り29.0℃14-00S 083-35E南東14m/s大ピッチング 14周--6km190周88km
船内情報講演等イベントメインショードレスコード食事情報ランチ(6F)ランチ(11F)ディナー
-(飛鳥祭り)飛鳥祭りカジュアル牡蠣フライ洋食和食
3日前にインド洋に入って以来、本船の針路は250度〜255度の真西と西南西の間ぐらいです。太陽は常に後方から上ることになります。
夜に「飛鳥祭り」という一大イベントが予定されているため、朝食前にジョギングを済ませてしまうことにしました。

走った割に朝食が少なめ(右)なのは、昼食が牡蠣フライだとわかっているからです。カロリー調整です。

サラダにかけるドレッシングはほぼ毎日ビネガードレッシング(vinaigrette dressing)です。2007年本船に初乗船した時も、ドレッシングが美味しいと思ったのですが、何か伝統があるのか知りたいところです。
食べ終わったら9時を過ぎました。9時から6Fトモの「クラブ2100」で太鼓教室をやっているので、トモの外階段を使って下りて行きました。

トモにいると、本船が昨日来大きくピッチングを繰り返しているのが視覚的に良くわかります。

太鼓教室は既に半分以上終わっていて、「では、実際に叩いてみましょう」のところで有志が少なかったため、最後の方で叩図々しくもかせてもらいました。
11時からのダンス教室までの時間はまず11F「PCルームで」USBメモリ内のブログやツイートを書き込み、それから「パームコート」で新聞を読みました。

「洋上研修所(2011年4月14日)」
昼食の牡蠣フライは大人気で、ダイニングはいつもより人が多く、料理が出て来るまでに時間がかかりました。

主菜物 牡蠣フライ 烏賊リング トマリ、キャベツ、レモン タルタルソース
      中濃ソース又はウスターソース

煮物 肉団子旨煮
汁物 石狩汁
御飯 香の物
ボリュームが多く、珍しくデザートは持ち帰ることにしました。ディナーもこの位食べ応えがあったら、というかこういうのを夜に出して欲しいです。

午後はブリッジ教室までの時間、プールサイドで軽く炙ることにしました。ピッチングの大揺れでプールの水は抜いてありました。

大浴場で汗を流した後、14時15分からはブリッジ教室で、今回も講義形式でした。相変わらず手探りですが、何となく形になって来たような気がしました。
16時ダンス教室から部屋に戻ったらにわか雨が降っていました。その後飛鳥祭りが終わるまで本船は針路、速度を小まめに変更して、この雨の切れ間を航行したそうです(この後秋に発行されたクルーズの写真集の最後に掲載されていた船長のログによる)。
筋トレ、大浴場のコース後18時過ぎにビアタイムにしました。
そして、18時50分の「阿波踊り隊」の集合に備え借りた装束を身に付けました。夫は植木等用に持参したステテコと雪駄が光っています。足袋はありませんが、ジョギング用の5本指ソックスで代用しています。
5分前に集合場所である和室「遊仙」の前に行くと既にほぼ全員揃っていて、しかもステップの最終確認に余念がありません。
その後19時ちょっと前に、阿波踊り担当のエンターテイメントクルーの誘導によって左舷の席に誘導されました。ラムネなどが配られていて、気分が盛り上がります。
そして台車に乗った川上ホテルマネージャーの玄人はだしの演歌で飛鳥祭りが始まりました。

そして乗船客参加の土佐よさこい、クルーによる竿燈と続きます。

この後出番となり、無我夢中でデッキを一周しました。出演してしまうと写真が撮影出来ないのがネックです。
前にいるのはねぶたの跳人隊です。自分で言うのも何ですが、浅井船長も参加したわが阿波踊り隊が一番元気でした。
「東北がんばれ」の山車やねぶたも登場し、最後は炭坑節やイカ踊りの盆踊りを踊りました。
暦はまだ4月半ばですが、気温は十分に高く一足早い夏祭りを満喫しました。この手の乗船客参加ものは「同じアホなら踊らにゃ損々」という感じでした。

そしてこの後は食事ですが、祭りの出演者はそのままのウルトラカジュアルの格好でダイニングに行っても良いというお許しが出ています。夫と二人ハチマキの阿波踊り姿で行くとクルー達が「お〜」という感じでした。
食前酒 あんず酒
先附 蛍烏賊沖漬け 柚子卸し
    鱈白子ポン酢
造里 鰤 甘海老 お造り盛り合わせ
焼物 鱸塩焼き 胡桃甘露煮 金時生姜
酢の物 蛸 たたきおくら 土佐酢ゼリー賭け
揚げ物 天麩羅盛り合わせ アスパラ ヤングコーン 蓮根

期待していたのですが、精進揚げな上、ピースが小さ過ぎでした。
汁物 蜆赤だし仕立て 三つ葉
御飯物 薩摩芋御飯
香の物
デザート フルーツカクテル
折角の本格和食なのですが、またも1時間程で終わってしまいました。踊り子隊は当日の食事は飛鳥祭り終了後の2回目にして下さい、と言われていたのですが、阿波踊りや跳人など祭りの装束はほとんどみかけませんでした。1回目の人は普段どおり1回目に食べてしまったのか、又はこのラフな浴衣でメインダイニングに行くのが憚られて着替えたのかもしれません。
私達はこの格好で「飛鳥U」の船内をウロウロするのを十分楽しみ、特に夫のステテコでのメインダイニングは滅多にない機会だったと思いますが、21時過ぎに部屋に戻って装束を解きました。
インド洋を走ってほぼ丸4日、NHKワールドの衛星放送が入らなくなりました。そういう海域があるとは夢にも思いませんでしたが、考えたら誰もいない場所に電波を送ってもしょうがありません。
その代わりなのか、アシスタント・クルーズディレクターが共同ニュースのうち目に付いた物をピックアップして流す「NYKワールドニュース」が始まりました。