52日目 5月24日(火) 終日航海日 日出4:48 日没22:15
航海情報天候気温正午位置風向風速船の揺れジョギングデッキマシン陸上合計デッキ累計距離累計
晴れ11.0℃57-51N 008-59E西南西18m/sかなり -7km-7km457周269km
船内情報講演等イベントメインショードレスコード食事情報ランチ(6F)ランチ(11F)ディナー
--サイ イエングアンコンサートインフォーマルひや天おろしうどん洋食フレンチ
ここの所8時50分定時の浅井船長の声が目覚まし代わりになっていて、今朝も良く眠りました。本船はユトランド半島を回り、穏やかだったバルト海からスカゲラク海峡(Skagerrak)に入り、ノルウェー海を目指しています。そのせいか夜寝ている時から揺れが気になるようになりました。船長によるとノルウェー海は大時化で、この後更に揺れる見込みだそうです。
早速外に出て様子チェックすると、かなりの強風に波頭から飛沫が上がり、9Fにも雨のようにかかってきます。本船は大波に翻弄され、ローリングとピッチングのコンビネーションで揺れています。
揺れのせいかあまり食欲を感じず、朝食は6F「ザ・ビストロ」で軽く済ませました。
その後のスケジュール、特に午後「リド・グリル」で提供される本場ドイツ産のソーセージのことを考えて、今日は早めに走ることにしました。この風と揺れでは7Fのデッキは走れないため、最初からジムに行きました。
7km程を10時半に走り終わりました。10時前には自由に使えたマシンは、走っている最中に「荒天につき使用はご遠慮ください」の札が張られました。私達は既に使用していたので、既得権益で最後まで使うことが出来ました。
この頃、本船の後ろからMSCの客船「MSC POESIA」が付いて来ていたらしく、そこから撮影された本船の写真を偶然手に入れることが出来ました。
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Photo ©2011 Kalle Id ブログのリンク --> kships
シャワーで汗を流し、ダンス教室午前の部に向かう途中のトモの階段の所に「劇団アスカ かくし芸発表会」の新劇団員募集が出ていました。今日から既に受付を開始しているようです。夫に「植木等の扮装で何曲か歌ったらどうか」提案しましたが一蹴されました。
ダンス教室は再入門編ではあったものの、「アマデア」乗船で一回休んで10日ぶりのワルツとなったため、多くの人が混乱をしていました。A面とB面の技でC面とD面も踊る内容だったのですが、進む向きが変わってよくわからなくなりました。
混乱したまま終わると次の回がコワいので、例によって何組かが居残り練に突入しました。

そして12時頃ゲストシェフの手打うどんを食べるため、ダイニング前に行くと「混雑状況によりお待ちいただく場合がございます」との張り紙がありました。
待っても何でもとにかくダイニングに入らなければ食べることは出来ません。席について30分後にうどん以外のものが運ばれて来ました。

煮物 蒟蒻 大根 薩摩揚げ 隠元 炊き合わせ

御飯物 稲荷寿司 がり

その10分後にようやくメインが来ました。

麺物 おか泉うどん ひや天おろし

デザート 葛ゼリー抹茶風味

ウェイターのクルーによると、食べる直前に茹でるシェフのこだわりがあったため、事前に用意しておくことが出来ず時間がかかったそうです。

朝は15ノットぐらい出ていた速力が、向かい風の影響で13時現在は12.4ノットしか出ていませんでした。スカンジナビア半島の西の低気圧の影響らしいです。
ちょっと揺れが増幅して来たように思いますが、そんな中、夫が再度ワルツの復習をしたいとうるさいので誰もいない「クラブ2100」に降りて二人で練習しました。

7Fのデッキは強風と揺れで出られなくなっていました。今まで片方の風が強くてどちらか一方しか出られなかったことはありましたが、両舷とも不可なのは珍しいです。

14時から「クラブ2100」でタップ(ダンス)教室があったので、これ幸いとブリッジ教室を休んで参加しました。ちょっと習っただけではそう簡単には踊れませんが、「こういう風にやっている」ことがわかって興味深かったです。
終わってオヤツを食べに11F「リド・グリル」に行きました。船内紙に「本場ドイツのソーセージをお楽しみ下さい!!」ただし「※数に限りがあるのでご了承ください」と載っていたので前のめりの期待です。
寄港地で仕入れたフラッグ(Flag 南アと書いてあったけれど多分セネガル)、サグレス(Sagres ポルトガル)、スーパーボック(Super Bock ポルトガル)、1664(フランス)も各400円で飲めるようです。ソーセージと言えばやはりビールでしょう。
迷わずフラッグを注文しました。他は容量が330mlですが、これだけ650mlなので同じ400円なら断然お得です。
そしてドイツソーセージの盛り合わせで、ロストブラートブスルト(Rost Bratwurst)、シンケンクラカウアー(Shinkenkrakauer)、グローベブラートブルスト(Grobe Bratwurst)です。ドイツビール(出来ればヴァイツェン)がなかったのは残念でしたが、ビールとの相性は抜群でした。
ダンス教室午後の部「チャチャチャ」はかなりの揺れの中での開催でした。寄港日が多くこちらも久々でしたが、勢いで踊れる分ワルツよりは何とかなりました。これだけ揺れていると、足元がおぼつかないのをフネのせいに出来ることがわかりました。
ちょっとムカムカしてきた気がしたので、酔い止めのトラベルミンを服用し、それから昨晩通信障害で書き込めなかった夫のブログを書き込みに行きました。

「ストックホルム武器博物館(2011年5月25日)」
相変わらず本船はドッカンドッカンと波を叩いていて、時折頭を突っ込んではグイ〜っとせり上がります。18時半頃大浴場に行くと、真ん中の大きな浴槽は「荒天にともなう安全対策として」お湯が抜いてありました。


いつも人の少ないこの時間帯ですが、最後は一人になり貸し切り状態となりました。ショーはパスし、19時に洗濯機をかけ、食事前に乾燥機に移し変えて食事に向かいました。
本日のディナーはインフォーマルのフレンチです。
Appetizer

カレイの昆布水塩マリネ トビコソース
Hot Appetizer

野菜とマカロニのグラタン

美味しいのでもっと食べたいです。
Soup

ポタージュメディシススープ
(メディチ風ポタージュ。豆のポタージュのこと)

ムール貝と野菜のスープ ベーコン入り★
Main Course

マトウダイのムニエル 白ワインソース

柔らか六白豚のソテー ビール風味 ポレッタ添え★
Dessert

レモンタルト

林檎のパイ バニラアイスクリーム添え★

今日も私はシェフのお薦め★でコンプリートしました。

デザートを食べている最中「PIONEER BAY」という長さ100m程のコンテナ船が苦労して同航しているのに気付きました。5Fのダイニングからの目線だと波が大きく、まるで海洋絵画のワンシーンのようでした。
左の動画のうしろでは優雅にラグーナ・トリオの音楽が流れていて、外とのギャップが凄いと思います。

部屋に戻ると視点が高くなり、波が収まったかのようにも見えますがそんなことはなく、相変わらず風に吹き飛ばされた飛沫がバルコニーの床まで飛んで来ていました。

今日の日没時刻は22時15分で、もう間もなく日が沈む筈ですが太陽の位置は良くわかりません。
明日の寄港地ベルゲンの予想最高気温は9度と出ていて、かなり気分が萎えます。ほぼノープランですが、夫は陸地をジョギングすると張り切っています。