97日目 7月8日(金) 終日航海日 日出5:09 日没19:04
航海情報天候気温正午位置風向風速船の揺れジョギングデッキマシン陸上合計デッキ累計距離累計
晴れ30.0℃25-05N 178-59E東南東6m/s- 18周--8km798周548km
船内情報講演等イベントメインショードレスコード食事情報ランチ(6F)ランチ(11F)ディナー
-餅つき大会猪俣猛ジャズカルテットwithジェシカカジュアルおにぎり洋食イタリアン
時刻改正のおかげか、前の晩夜遊びをした割に7時台に目覚めてしまいました。
空には雲がわりと多くかかっていて「さぁ、爽やかに一日を始めるぞ!」という気分になりませんでした。夫も早くに目が覚めたらしく、とっくにどこかに出掛けていました。
適当な時間になったら夫は戻って来るだろうと思い、写真の整理などをしていたのですがついでに日本に持ち帰らないものの廃棄もすることにしました。

真っ先にゴミ箱に行ったのが「スラスラ覚える国内・総合旅行業務取扱管理者一挙合格ゼミ」と「本試験がスラスラ解ける国内・総合旅行業務取扱管理者過去問徹底研究」の2冊でした。時間は沢山あるだろうと意気込みましたが、クルーズ中に勉強するのは自分にはムリでした。
8時半頃、本船は西経179度48分を航行していました。あともう少しで日付変更線を越えますが、もちろんその瞬間に一日が消滅する訳ではありません。

8時40分頃夫と朝食に行きました。茹で卵が美味しそうだったので、つい取ってしまいました。

最後に見た部屋のGPS地図から計算し、9時15分頃までに日付変更線を跨ぐだろうと予測していたのですが、特に案内もなく何となく通過してしまいました(後日GPSロガーのデータを解析したら9時11分でした)。

横の線(赤道)の時は通過時刻予想クイズや赤道祭等のイベントがあるのに、縦の線には冷淡です。
朝は多かった雲がいつの間にかなくなって青空が広がっていました。

9時から10時半まで6F「クラブ2100」では横断幕作り教室が開かれていました。7月2日に初回の説明会があり、その後はホノルル出港翌日から毎日開催されて今日が4回目です。この横断幕は横浜と神戸の帰港時に船に飾るもので、興味はありますが参加する時間がありません。

その横断幕作り教室の会場を突き抜けて、10時から6F(プラザデッキ)後方で盆踊り教室があったので参加しました。午後の餅つき大会の時に踊る函館イカ踊りなどを習いました。
11時まではまだちょっと時間があったので、練習終了後に一旦部屋に戻りました。何気なくつけたテレビのGPS地図で、本船の位置が179-26 E (先程まではW)となっていたのを見て「また一歩日本に近付いてしまった…」と思いました。
ダンス教室午前の部は「ワルツ」でした。前回と同じA面〜D面までの通しで、かなり混乱しました。本日のポイントは「ランニング・スピンターンの足は揃えないこと!」でした。
そのまま居残り練に突入し、そろそろお昼にと思っているとちょうど入れ替わりにオフィサー達が入って来ました。クルーショーの練習のようです。日本船のオフィサーはすることが多くて大変そうです。

食事は12F「リド・ガーデン」に行きました。夫はカレーを食べたくなったようです。

快適な船内にいるのでわかりませんが、外は相当暑くなっていそうな雰囲気です。
14時から餅つき大会が始まりました。最初は混んでいたので、遠巻きに見守りました。
みんな張り切って餅を搗いています。でも余り張り切り過ぎると倒れてしまそうな程日差しが強く、強烈な暑さです。サングラスをかけてキャップを被っていますが、何もしていなくても汗が流れました。
列が短くなったので、私達も餅を搗くことにしました。小久江副船長と夫と私の三人で杵を持ち、返しはアシスタント・クルーズディレクターというフォーメーションでした。
搗き終わると汗びっしょりになり、ひんやりと涼しい「リド・ガーデン」に避難しました。「いそべもち」「からみもち」「きなこもち」「あんこもち」のコーナーが出来上がっていました。
がまずはかき氷で乾いた喉を潤しました。

そして餅を食べました。搗きたてはやはり格別でした。

そして40分頃から盆踊りが始まりました。午前中の練習の成果を発揮するため、張り切りました。
一旦リドで引いた汗がまた背中で流れるのを感じつつ、炭坑節や函館イカ踊りを踊りました。楽し気に踊ったのがウケたのか、最後にクルーズディレクターのボブさんが「スバラシイ」とハイタッチに来てくれました。
「あ〜、楽しかった」のですが、太平洋上での餅つきと盆踊りは唐突感があったため、何故この催しを?とクルーに尋ねたところ「日本が近いので日本を感じていただこうと…」とのことでした。
ダンス教室午後の部は「チャチャチャ」の最終回でした。今までの技をすべて通しで踊り、ポイントも教えてもらいました。またベテランのご夫妻から「あなた達うまくなったわ〜」とお褒めに預かり、「うちの主人と踊ってもらうといいわよ」ということで、途中からは夫がその奥様と踊ることになりました。
17時過ぎにジョギングに出ようとしたところ、夫が作成中のブログの推敲を始めてしまい「さっさと走ってさっぱりしてから早くビールを飲みたいのに」と言いたいのをぐっとこらえてじりじりと待ちました。
15分後に無事ジョギングをスタートし、18周(8km)を割と真面目に走りました。
部屋のシャワーでさっぱりした後はビアタイムです。ダンス教室、ジョギング、大浴場(今日はシャワー)後のビアタイムという定番リズムにホノルル出港後初めて戻りました。ビールはホノルルで仕入れたバドワイザーの独立記念日記念バージョンです。
19時からは久々のショーに出かけました。「猪俣猛ジャズカルテットwithジェシカ・サンズ」です。ジェシカはこのクルーズのシンガポールで一旦下船するまで本船のプロダクションショーのメンバーだった人で、フラ教室の先生もやってくれました。今回はソロのエンターテイナーとしての登場でした。
今晩のディナーはイタリアンということで、かなり期待しながらメインダイニングに行くと見事なキングサーモンが飾ってありました。
パン類もイタリア料理の定番、グリッシーニ(スティック状)やフォカッチャ(四角く切ってある)がラインアップしています。
Appetizer

鮪のブッタネスカスタイル 白バルサミコゼリー添え
Pasta

ムール貝とペンネ スープ仕立て
From the Sea

イトヨリのオリーブオイル焼き ポルチーニソース
Main Course

キングサーモンステーキ ベルモット風味★

さつま黒豚フィレ肉のパン粉焼き
フレッシュトマトケッカ
Dessert

ティラミスとオレンジシャーベット

カプチーノ

相変わらず2回目は空いています。食事前に日が沈んでいるので、窓の外は真っ暗で、これが何となく食事時は暗い「日本が近い」感をかもし出しているように思います。いつまでも明るかったヨーロッパが懐かしいです。

お馴染みラグーナトリオは魚料理とメインディッシュの間にリクエストを聞きに来てくれました。
食事が終わって部屋に戻る時、ダンス教室の初心者仲間のご夫妻と会いました。クルーズも残り少なくなったこともあり、折角だから乗り込みましょう、と「クラブ2100」で再集合することになりました。
待ちかねていたように(なんて筈はありませんが)北海道から乗船している顔見知りの人が来てワルツに誘われ、その後大泉先生ともワルツ、更にもう一人の男性からも誘われてワルツ三昧でした。「いえ、ワルツはちょっと…」と断らなかった自分を自分で褒めたいです。
22時には定番の「アスカダンス」の音楽がかかり、こちらは気楽に楽しく踊りました。これで勢い付いたのか夫は果敢にホノルルからの区間乗船の女性を誘ってジルバを踊り、夫婦そろって頑張って踊った日となりました。
22時45分頃部屋に引き揚げました。今晩も時刻改正がある上、7月9日が消滅します。
一方本船は順調に横浜を目指しています。1日なくなるので終日航海日は残すところあと4日です。