50日目 1月27日(水) 終日航海日 日出4:33 日没21:07
航海情報天候気温正午位置風向風速ジョギングデッキマシン陸上合計デッキ累計距離累計
6.5℃56-31S 057-56W北西5m/s-5km-5km724周394km
船内情報講演等イベント他船の揺れプール
茂原清二「氷海域航行について2」アルゼンチンタンゴ教室ドレーク海峡は大きな揺れ水張りなし
ダイニングランチ(6F)ランチ(11F) リド夕食ドレスコードディナーギャラクシーラウンジ(18:00 / 20:00)
手こね寿司洋食ひもかわうどんセットカジュアル和食瀬木貴将コラボレーション
あなたも知っている名曲コンサート
昨晩は嫌なムードのまま寝てしまったので、どうなることかと思っていた朝は、悪いと思ったのか夫が普通に接して来ました。色々と思うところはありますが、こちらもなるべく普通にして嫌なことは早く忘れることにします。
本船はドレーク海峡を順調に航行したようで、大きく揺れてはいますがしっかりと北上していました。
11Fに食事に行くため横着してエレベーターに乗ると、2011年の時以来の船友夫妻が乗っていたので、その流れで一緒に食事をすることになりました。二人で直前までは微妙な雰囲気だったのが、あたかも何もなかったかのように振る舞うのは結構大変なのですが、このようなシチュエーションはロングクルーズあるあるだと思います。

二人とも今日も和食な気分だったので、どうしても色目が地味になりました。

定例8時50分の船長の放送は、事故なく南極海域の航行を終えたことに対するオフィサーとクルーに対する謝辞があり、よって外国人のクルーにもわかるよう英語版がありました。割と上手でした。
食後は二人でパームコートに移動し、コントラクトブリッジのシミュレーションに付き合いました。その最中に世界の船旅の人の取材の人が「やってますねぇ」みたいな感じでやって来たので、ひとしきりブリッジ教室について話をしました。
10時からは南極の講演なので、再び部屋で視聴することにすました。「しらせ」の砕氷航行は実際に話を聞いて、動画や写真を見るとその凄さが実感出来て面白かったです。元艦長にはゴハンを食べながらぜひゆっくりと話を聞きたい所ですが、夫は興味なしでした。
11時からのダンスはワルツで1・2面の技(アウトサイドチェンジとコーナーチェンジとナチュラル/リバースターン)を繰り返して1周する練習でした。その後ジルバをやるのかと思ったら、皆の出来が思いのほか良かったらしく、3面の新技、ホイスクとシャッセフロムPPのサワリに進みました。
今日の夕飯は2011年来の船友で、このクルーズ中(10日程前の1月17日)に夫と同窓であることが判明したご夫妻と、早番の約束があります。13時からはアルゼンチンタンゴ教室、その後ブリッジが16時頃まであるため、走る時間は今しかない、と昼抜きでマシンで最低ノルマの5kmをこなしました。
満員大盛況の教室は、アルゼンチンのダンサー、マヌエラ&フアン(Manuela Rossi and Juan Malizia)が、バンドワゴンの平田さんの通訳付きで教えてくれたのでわかり易かったです。

オチョ(8)という技はリードなしには出来ないので、夫に頑張ってもらいました。


【女性の足備忘】
ベーシック 1左足前進-2右足横-3左足後退-4右足後退-5左足前にかけロック-6右に踏み替え-7左足前進-8右足揃える
皆さんとても上手ですね、ではオチョもやってみましょう、ということで
オチョ 5ロックの後-6身体を左に向けて右足前(左へ)-7身体を右に向けて左足前(右へ)-8右足後退-9左足左-10右足揃える

ふ〜〜む。

それにしてもこの男性ダンサーの悩まし気な表情がカッコ良く、でもこの頬が触れ合うようなホールドはどう考えても日本人の距離感には合いません。
ランチを抜いているので、14時にオヤツを食べに行ってからブリッジ教室に臨みました。
今日は切り札プレイで、ビッドの復習と練習問題のあと1人づつプレイをしました。横浜から乗船している先生は間もなくブエノスアイレスで下船し、他の先生に変わってしまいます。
ブリッジ教室の帰り、教室が開催されるリドカフェからリドガーデンへ抜ける所に「味自慢 郷土料理」と書いてある見慣れぬ幟が置いてありました。
フェリーみたいな雰囲気に不思議に思いながら、リドグリルの方に進むと、群馬県桐生市名物の「ひもかわうどん」を出していることがわかりました。猛烈に食べてみたかったのですが、夕食が早番のため断念しました。
16時過ぎに部屋に戻るなり、ビアタイムにしました。チリビールはやはりスモーキーな感じがします。
早番の夕食は17時15分と早いです。夫の同窓ご夫妻と、このご夫妻といつも一緒に食事をしている大先輩と5人でテーブルを囲みました。そしてこのかくしゃくとした大先輩は97歳で、世界一周クルーズに乗船するたびに”最高齢乗船”記録を更新している人だと言うことがわかりました。
先附 唐墨大根
   ふぐ皮ポン酢

造り 鯛 甘海老 盛り合わせ
煮物 海老芋の揚げ出し 野菜餡掛け
鍋物 投じ蕎麦風 きのこ鍋
強肴 和牛の炙り焼き

思わずオカワリをしてしまいました。夫と二人だったらもう1皿いったかもしれません。
食事 白御飯 ほうれん草と薩摩芋の白味噌仕立て 香の物
甘味物 柚子プリン
私以外の4人は全員三田会というアウェーな状況でしたが、楽しい夕飯でした。でも早番は部屋に戻ってもまだ19時前、夫は帰るなり気絶してしまったので「このあと何をしよう」状態です。
ということでとりあえずテレビを付けると、朝の連続テレビ小説が終わって「朝イチ」をやっていました。
頃合いを見計らって、食事中に乾燥にかけてあった洗濯物を回収に行ってアイロンをかけました。
もうすぐ日が暮れるバルコニーですが、まだまだ明るい20時50分です。

いただき物の方の南極氷がまだ残っていたので、ウィスキーの水割りを作りました。

【画像はクリックで拡大】

こちらの氷の方はシー・エクスプローラーがその1つ前の南極クルーズで採取し、ウシュアイアで本船に分けてくれたものなので、日が経っているせいか出て来る泡が控えめでした。
ところでGPSの電池交換のためにバルコニーに出たら、明らかに空気の感じが変わりました。気温は5度程度ですが、湿気が出たのか少しぬるく感じました。
22時半過ぎ、フォークランド諸島(Falkland Islands。スペイン語ではマルビナス諸島、Islas Malvinas)まではあと100kmぐらいの所を走っていました。
今日は乗船してちょうど50日目だったのですが、夕食時の話題で「どの夫婦もこのぐらいの期間が過ぎると小競り合いが増えてくる」そうでした。