にっぽん丸 初秋のサハリンクルーズ〜小樽/横浜クルーズ乗船記(2007年9月13日)

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3日目 小樽 入港10時 出港17時

小樽への入港は10時予定ですが、8時過ぎに起きて外に出ると小樽港の堤防がすぐそこまで迫って来ていました。昨日のどんよりとした曇り空とはうって変わり快晴の青空です。
防波堤の中で待機していたタグが回り込んで来て「にっぽん丸」をエスコートします。その後方に私達が2日前サハリンに出港する朝に見送った新日本海フェリーの「らいらっく」が、新潟から戻ってフェリーターミナルに着岸していました。
朝食タイムは7時から9時ですが、8時半までに入って下さいとの案内なので、着岸シーンは諦めて「瑞穂」に行きました。珍しく和食を選択して食べている間に、岸壁近くでタグがフネを回して9時過ぎに後進着岸となりました。

「にっぽん丸」は二泊三日とはいえ外国航路から戻ったため入国審査や税関の手続きがあり、下船が始まったのは9時半過ぎでした。それに先立ちギャングウェイ(乗下船タラップ)の端に置かれたマットに、おそらく防疫のために何か薬品が撒かれていました。なお、出国の時と異なり、パスポートは預けたまま船側で一括手続き、税関は抜き打ちでキャビンを見にくることがあるとのことでした。

私たちは次の「小樽/横浜クルーズ」で東京に戻ることにしていたため、同じ部屋を引き続き使うことになっています。ただし、最初の案内では、船が外航から内航の資格に変わるため、一旦荷詰めして下船しなければいけないことになっていました。これでは一旦乗船すれば荷詰めの煩わしさのないクルーズの利点が生きないことになってしまいますが、規則のようなので仕方ありません。ところが前日になって「荷物はそのままで大丈夫だと小樽税関の確認が取れた」由のメッセージが置いてあったので、これはラッキーでした。
商船三井客船では今回連続クルーズする乗客のために、参加費用無料のオプショナルツアーを用意していました。市内の寿司屋で昼食だけ提供する「小樽昼食プラン」と「小樽・余市方面観光ツアーがあったので、迷わずニッカウイスキー工場見学の入っている余市ツアーを選択してありました。ツアーの集合は岸壁のバスに10時半だったので、しばらく下船客を眺めて1時間弱の時間を過ごしました。
そろそろ下りる準備をしようと15分位前にキャビンに戻り、身支度を整えていると内線電話が鳴りました。「オプショナル・ツアーにはいらっしゃいますよね?」と言われたのでいまひとつ趣旨を理解できないまま「そろそろ出ます」と答えたのですが、5分前にバスに乗ってから電話の意味がわかりました。私達以外の参加者はどうやら10時位には集まっていたらしく、船側で念のため私達二人の参加意思を最終確認したようなのでした。

運河での記念撮影、北一ガラス工場近辺自由散策、それから旭寿司のランチと午前中から盛りだくさんでした。自由散策の時間を利用して、おみやげを購入することが出来ました。
小樽オルゴール堂白い恋人は偽装事件で販売停止中小樽と言えばお寿司

午後はいよいよウイスキー工場見学です。小樽市内から工場のある余市までは国道5号を1時間弱のドライブです。この工場はニッカウイスキー創業者の竹鶴政孝によって1934年に建設されました。現役の工場ですが、ウイスキーの歴史や製造工程を知ることが出来ます。

工場のガイドの人に製造工程を説明してもらいながら、「粉砕棟」「乾燥棟」「蒸留棟」などを順番に見学しました。蒸留用のポットスチルに注連縄(しめ縄)がお洒落です。

最後は試飲タイムです。2杯どうぞ、と太っ腹でした。ロックで「シングルモルト余市10年」「鶴17年」を飲みました。売店では思わずミニボトル詰め合わせセットを購入してしまいました。

最後に「旧下ヨイチ運上家」を見学しました。運上家とは、江戸時代に松前藩によって設置された、和人とアイヌ人との交易場所に建てられた建物なのだそうです。ここの見学を最後に、16時頃「にっぽん丸」に戻ってきました。なお、今回の連続乗船者は29名とのことでした。

小樽/横浜クルーズ(2泊3日)
 ステートルームA
フロア4F 42室
広さ14u 角窓
バスシャワーのみ
その他ミニバーなし
料金\72,000-
デラックスは\116,000-
ここからクルーズは次航「小樽/横浜クルーズ」となります。「にっぽん丸」は8月27日に横浜から小樽まで来たあと、小樽を起点に利尻、網走クルーズと前航サハリンクルーズを終えて横浜に戻る片道クルーズです。そのためかクルーズ代金は若干低めです。

ところで乗船するやいなや、夫が嬉しい「その気」になりました。横浜に着いたあと、その次の二泊三日の横浜発着クルーズも連続させようかと言うのです!!これは土・日・月の三連休を利用するため、有給休暇は関係ありません。とりあえず空き部屋があるかどうか確認した所、どのグレードの部屋も空いているようでした。

嬉しさのあまりパニック状態です。とりあえず予定がなかったことを頭の中で確認し、正式に申し込むことになりました。実は休暇の当初計画時には、この横浜発着クルーズを含めた三連チャンを提案してあったのですが、長すぎると却下されていたのでした。
17時の出港時は小樽の方々によるオーソドックスなテープの見送りがありました。お母さんに連れられた3才ぐらいの女の子がちょこちょこと岸壁を駆け回り、テープがからまって困惑したりしてとてもかわいらしかったです。

防波堤をかわし、「にっぽん丸」は日本海を南下し津軽海峡を目指します。出港後間もなくオリエンテーションがありましたが、もう様子はわかっていたので、パスしました。この間デッキでジョギングしようとした所係員の方に走らない様注意されてしまい、仕方なく早足で歩きました。歩いている間に日が暮れていきました。

この小樽から横浜のクルーズは満船ではないらしく、食事は1回制でした。18時15分から夕食タイムですが、19時までに入れば良いということだったので、丁度夕食が始まる時刻に大浴場に行った所、思惑通り貸切状態でした。

さっぱりして夕食に行った所本日はビュッフェスタイルでした。その場で焼いてくれるステーキを中心にかなりいい感じで食べ進みました。ただ、隣にいた60代とおぼしき女性の二人連れが、大きな地声でいちいち料理の欠点をしゃべっているのが聞こえてきて不快でした。夫は最初に自ら挨拶をしたものの特に会話にも発展せず、帰り際には思い切り不愉快そうに席を立ちました。私は食事の途中で夫が怒り出さないかとヒヤヒヤしました。
デザートもかなり盛りだくさんでしたが、和風の物があったのが新鮮でした。季節ものの月餅が嬉しかったです。月餅から時計周りに柏餅、プリン、ミルフィーユです。
部屋に戻るとフネは積丹半島を過ぎ、不審火騒ぎのあった泊原発沖あたり(推測)を航行していました。21時からのメインショーは、サハリンクルーズ初日と同じアーティストだったのでパスし、22時45分から再びリラグゼーションストレッチに二人で行きました。部屋に戻るとたまたまB級活劇映画(スティーブン・セガールの「沈黙の戦艦」)をやっていたので、思わず二人で最後まで見てしまいました。