飛鳥U 年末年始グアム・サイパンクルーズ乗船記(2007-8)(2008年1月3日)

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9日目 航海日
本日も朝8時、キャプテンの航海情報で目が覚めました。それによると左舷に嬬婦岩(そうふがん)が見えているとのこと。慌ててバルコニーに出ると、それは洋上にぽつんとありました。

高さ100mもありますが、何よりもこのあたりの水深は2,000〜3,000mなので、そこからどういう形状で頭を突き出しているのか気になるところです。

朝食に行く前、朝6時から9時まで11F「パームコート」でモーニング・コーヒのサービスをやっているので偵察に行ってみました。果物類とドーナツ、デニッシュ類が置いてありました。普段だと朝ごはんはこのデニッシュ1個です。

朝食はいつも通り洋食のビュッフェにしました。外はもう寒いので、右舷側の「リドガーデン」で食べることにしました。

モリモリとした食欲はなく、サラダを少しとポテトフライとヨーグルトにしました。一方夫は流石に量は減ってきたもののソーセージ、ベーコン、温野菜、玉子とバリエーションに富んでいました。

食べ終わってすぐ、9時から12F「スポーツセンター」で護身術教室がありました。昨晩ハワイアンショーでパーカッションを担当していたクルーが講師でした。教わった直後は「なる程、これは使える」と思ったのですが、記憶力の衰えは如何ともし難いものがあります。
10時からは6F「ギャラクシーラウンジ」で新春ビンゴ大会がありました。新年の運試しでしたが、夫も私も絶不調のまま終わってしまいました。
11時からはダンス教室の最終回(ブルースの2回目)がありましたが、そのちょっと前に船尾部分の外に出て鳥島を見に行きました。鳥島はアホウドリの生息地として有名で、現役の活火山です。
この後運動でデッキを16周と11F「スポーツテラス」のマシンで3km、合計10kmを走破しました。明日はもう横浜に入港してしまうので、本航海での走り収めでした。

14時からは6F「ハリウッドシアター」の「舵のストラップ作り教室」に参加してみました。夫婦で参加している人もいましたが、我家は賛同を得られませんでした。客船は本当に行事が沢山あって、スケジュール通りに色々参加しているとあっと言う間に時間が過ぎてしまいます。

サイパンを出港して2日間は悪天候のため閉鎖していた大浴場でしたが、復活していたので最後に入りに行きました。今回が一番湯が熱かったです。

←バルコニーから船尾側
風呂上りの船上でのビールも最後です。このままずっと乗っていたいと思ってしまいます。
船首側→

夕食はフォーマルですが、船上で知り合った方々とご一緒することにしたため、今回のみ1回目の17時15分から食べることになりました。その場合フェアウェルパーティーが16時半から始まるため午後の時間はかなり短くなりました。しかもフォーマルはそれなりにアクセサリー類を身に付けることになりますが、普段は最低限に留めているため用意にやたらと時間がかかってしまいます。
と言うことで会場の「ギャラクシーラウンジ」にはギリギリに駆け込みました。シャンパンとカナッペを楽しみつつ、まずはボブさんの歌がありました。

本船の小田キャプテンは2月のクルーズを最後に引退されるとかで、クルーが作製した想い出のビデオ上映がありました。その後恒例のオフィサーの紹介と、一般クルーもステージで紹介されました。

17時半頃からのフォーマルディナーは本格フレンチでした。夫は★のついたシェフのお勧めを、私は変化球を。
前菜

  • オマール海老とグレープフルーツゼリー 鮭のステンドグラス★


  • 小イカの詰め物 オリーブオイル焼き 私流
スープ

  • ビーフコンソメスープ モリュー茸とタピオカ★


  • 冷製 パッッションフルーツのスープ
「海から」(共通)

  • 平目のシャンパン蒸し トリュフと野菜飾り チリメンキャベツ添え★


ボトルで頼んだ赤ワイン
メインコース

  • 宮崎産牛フィレ肉のパイ包み焼き マデラソース★


  • 薩摩純黒豚の網焼き プロヴァンス風
サラダ(共通)
  • 彩り野菜のサラダ★


デザート(共通)
  • 飛鳥Uの思い出 炎のアイスクリーム ベイクドアラスカ★
「ベイクドアラスカ」は飛鳥Uクルーズの最後の夜に出る恒例のデザートなのだそうです。電気が消され、花火と共にウェイターが登場しました。なかなかの演出ですが、私達はゆっくり食べていたためまだメインを食べている最中なのがちょっと残念でした。
20時半から6F「ギャラクシーラウンジ」で団しん也ショーでしたが、それまで大分時間があったので嫌がる夫を11F「パームコート」に引っ張って行き、専属バンド「ナマナ」がブルース、ジルバ、ルンバと演奏してくれたので総復習だとなかりにとフロアに引きずり出しました。練習の成果があり、ベーシックなステップのみでしたが二人で踊ることが出来ました。ショーのあと再び「パームコート」に戻って「ツイストアンドシャウト」など滅多にリクエストされないであろう曲をリクエストしたりして結局本日の演奏はおしまい、という23時40分までそこで過ごしました。

5F「フォーシーズン・ダイニング」では23時から24時半まで夜食が提供されていたので最後に行ってみました。メニューは煮麺、4色焼売、俵飯でした。

部屋に戻った24時半の本船の位置です。もう八丈島も通り越してしまいました。スーツケースは最終日の9時までにドアの外に置いておかなければならないため、これから荷造りをしなくてはなりません。
延々と荷物と格闘していましたが、この間に時刻改正が行われ、船内時間と日本時間が同じになっていました。日本が近づいて来て、何だか寂しいです。