99日目 7月11日(月) 終日航海日 日出5:25 日没19:18
航海情報天候気温正午位置風向風速船の揺れジョギングデッキマシン陸上合計デッキ累計距離累計
晴れ29.0℃28-04N 161-32E東3m/s- 23周--10km846周569km
船内
情報
講演等イベントメインショードレスコード食事
情報
ランチ(6F)ランチ(11F)ディナー
「ジャズとエンターテインメント」
猪俣 猛
-2011ワールドクルーズ
クルーショー
カジュアル海鮮
ちらし寿司
洋食中華
「飛鳥U」での2011年世界一周クルーズの最終週が明けた月曜日、木曜日には横浜入港という現実が迫ると急に時間が惜しくなり、6時半に起床しました。すると前方に虹がかかっていました。
GPS地図を見るとまた日本が近付いていました。そろそろ排他的経済水域(EEZ)内じゃないのかと思うぐらいの近さです。

8時過ぎに11F「リド・カフェ」に行きました。外に出ると今までの爽やかな空気が一変し、もわっとした湿気の多いものになっていました。ハワイ積みのパイナップルが美味でした。

食事をしながら見上げるファンネルも、あと数日だと思うとブルーになります。
食事後は涼しい「パーム・コート」でエスプレッソを飲みながら新聞を読みました。
部屋に戻ると、2週間ごとに支給されていた室内スリッパとハブラシが置いてありました。これも今回で最後です。
ダンス教室午前の部は「タンゴ」の最終回でした。通しでA面〜D面と踊る訳ですが、最後の方で習ったD面は全体的に仕上がりが悪かったです。
11時45分からは「ゼロからはじめる社交ダンス教室」をやっています。11時と16時からの教室がかなり専門的になっているのに対し、こちらは敷居が低く最後まで和気あいあいとした雰囲気のようでした。
夫は昼食に「リド・カフェ」に行きましたが、私はパスすることにしました。

そしてフルーツビュッフェで取って来たロンガンが冷蔵庫にあったことを思い出し、まとめて皮を剥いてランチがわりにしました。思ったより食べ応えがありました。

12時半頃からはプールサイドで延々と炙りました。太陽とプールサイドがあると「金持ち程日焼けしている」イメージに近付きたいのか(どうか?)つい焼いてしまいます。最後にちょっと泳いで15時半頃上がりました。
ダンス教室午後の部は「ワルツ」の最終回でした。どの種目もそうですが、大泉先生が予定したカリキュラムをこなして、皆最後まで踊れる(技をなぞれる)ようになるのは凄いと思いました。
17時からのジョギングはきっちり23周(10km)を走りました。クルーズ中の累積が600kmに届きそうなので頑張ってみることにしました。
大浴場後は定番のビアタイムです。とりあえずジョギングで乾いた喉を潤すため、スポーツドリンク状態で飲んでしまいました。
反省して2本目は、メキシコで買ったスナック菓子と共にゆっくり飲むことにします。
このサブリタス(Sabritas)のピーナッツ菓子激辛味(Flamin' Hot)はかなり強烈なルックスとインパクトでした。
今日はショーもないので気分的にゆっくりしています。こうして引き波の音を聞きながらビールタイムを過ごすのも、残すところあと3日のみとなりました。
今晩の食事は中華です。ダンス教室仲間で、横浜のみなとみらいに住んでいるご夫妻とご一緒しました。このご夫妻は本来は早番ですが、今日は遅番に合わせてもらったのでした。
トコブシ クラゲ ピリ辛胡瓜の盛り合わせ
白身魚と帆立貝のエノキそぼろ餡掛け
茸のスープ
海老のオーロラソース和え
黒豚のオイスターソース 中華風サラダ仕立て
鯛入り中華粥

ザーサイ漬け
メロン

ジャスミン茶
21時半からは待ちに待った「2011ワールドクルーズ クルーショー」です。部屋係のハイディからオフィサーまでが参加する、エンターテイメントショーが始まりました。
まずは司会のこまどり姉妹による漫才で一気に盛り上がりました。中の人は小川アシスタント・クルーズディレクターと梶原クルーズスタッフです。

珠玉の名作書き起こし
まずはルーキーズ「フレフレ フレッシュ」ということで、今年の新入社員によるダンスです。
続いてウェイター代表の10名によるFSDR「Hiilawe」は、男性のフラダンスです。初々しいレン君も参加です。
クルーズスタッフ「Wiki Wiki 1 day」は航海中のとある一日をダンスで表現しました。ちなみにWiki Wikiはハワイ語で「速い」を意味します。
ホテル部「白鳥の湖〜四羽の白鳥ともう一羽!?〜」は抱腹絶倒でした。

ハウスキーピング「バラエティーショー」で我らがキャビン担当のハイディも登場しました。ディスコ風に踊る姿はカッコ良かったです。観客は皆担当の部屋係を応援しているので、私達も「ハイディ〜!」と声をかけました。

そして最後の演目はオフィサー「CAN DANCE !!」で、まずは小久江スタッフキャプテンが江頭クルーズコンサルタントとジルバを踊りました。
加藤機関長は大泉先生と見事なワルツを披露しました。夫曰く、チエンジャー(機関長)は器用な人が多いのだそうです。
川上アシスタント・ホテルマネージャーは期待に違わず安来節スタイルでした。
スニバーガーホテルマネージャーはロックン・ロールスタイルで決めていました。流石のリズム感でした。
クルーズディレクターのボブさんは、安定のハワイアンスタイルです。
そしてオオトリの浅井キャプテンは、プロダクションショーのダンサーの女性と堂々のルンバを披露しました。
キャプテンは踊り終わってホっと一息、激務の合間にお疲れさまでした。それにしてもこまどり姉妹(妹)の振袖姿は強烈です。
最後は出演者全員が舞台に集まってのフィナーレでした。

その後船長によるシャンパンウォーターフォールがあって、グランドフィナーレとなりました。

このオフィサーからクルーに至るまでのサービス精神には感動し、夫をカメラマンに出演者との記念写真を撮影しまくりました。わずか5分位の間に浅井船長、小久江副船長、スニバーガーホテルマネージャー、江頭クルーズコンサルタント、こまどり(妹)の小川アシスタント・クルーズディレクター、そして部屋係のハイディを掴まえました。
白鳥の湖軍団とは写真を撮りませんでしたが、白鳥のコスチュームにもバリエーションがあったのには気付きませんでした(除ヘンなニワトリ)。
22時45分に興奮覚めやらぬ「ギャラクシー・ラウンジ」を後にし、勢いで一気にトモまで突き進み「クラブ2100」に突入しましたが、またもタンゴが不発でした。大泉先生とジルバを踊り、ラストワルツは夫と踊りました。
上弦の月から3日経ち、月明かりが幻想的になってきました。
終日航海日も残すところあと2日となりました。日付が変わって7月12日になると、横浜帰港はもう明後日です。
飛鳥Uこまどり姉妹の珠玉の漫才(書き起こし)
  • (三味線姉妹のメロディーが流れ、振袖姿の姉妹が登場)
  • こまどり妹 〽 お姉さんのつまびく三味線に
  • こまどり姉 〽 唄ってあわせて今日もゆく
  • こまどり妹 〽 こんばんは
  • こまどり姉 〽 こんばんは
  • こまどり妹 〽 ギャラクシーあたりは
  • こまどり姉 〽 お馴染みさんが待ってるね
  • こまどり妹 〽 つらくても
  • こまどり姉 〽 つらくても
  • こまどり妹 〽 姉妹流しは涙を見せぬううううう〜っとぉ〜
  • こまどり妹 あら、あらら、取れてるじゃない
  • こまどり姉 何やってるの
  • こまどり妹 落ちちゃった、どおしましょう
  • こまどり姉 ここにあるわよ、みなさまお懐かしゅう存じます
  • こまどり妹 (二人で)こまどり姉妹でございます〜
  • こまどり姉 あら、ちょっと。10年前はもうちょっと割れんばかりの拍手がきたわよ
  • こまどり妹 たしかにねえ。もう一度言ってみましょう、おねえさん
  • こまどり姉 (二人で)みなさま、お懐かしゅう存じます
  • こまどり妹 (二人で)こまどり姉妹でございます〜(割れんばかりの拍手)
  • こまどり妹 みなさま、今夜は、わたくしたちだけのために、こんなに沢山の方にお集まりいただき、
           もう感動で感動で胸が苦しゅう〜
  • こまどり姉 そうね、アラ、あちらのお客様、わたしたちのファンクラブにいた方じゃない?
  • こまどり妹 間違いないわ、あのお客様、ファンクラブにいた方よ
  • こまどり姉 おなつかしゅうございます〜
  • こまどり妹 しかしねぇ、われわれもデビューが1997年、今から14年前
  • こまどり姉 色々あったわ
  • こまどり妹 あなたも歳を取ったわね、そして私も歳を取ったわ
  • こまどり妹 (声のトーン変わって観客に向かって)でもあなたも随分歳を取ったわねえ!(観客笑)
  • こまどり姉 申し訳ございません、このコ本当のことしか言わないもので
  • こまどり妹 フォローになっていないわ、お姉さん
  • こまどり姉 で、飛鳥の乗組員も変な人が多いわよね〜
  • こまどり妹 ホントよね〜
  • こまどり姉 まずは、クルーズディレクターのボブさんが。あの人の本名知ってる?
  • こまどり妹 いえ、知らないわ
  • こまどり姉 まさじよ、
  • こまどり妹 まさじぃ?
  • こまどり姉 ボブ田中
  • こまどり妹 ま・さ・じぃ?
  • こまどり姉 なんかさ、「アロ〜ハ〜」とかさ、「ヒ〜ハ〜」言っちゃってるけど本当は日本人なんじゃな〜いの
  • こまどり妹 もう〜。あっ、それから〜クルーズコンサルタントの、あのオバサン、何だっけ
  • こまどり姉 (ハッ)やめなさいよ、いらっしゃるわよ
  • こまどり妹 あっ、江頭、江頭。あれってホラ、ホントこれ(手でしゃべる真似)がウマイでしょ、これが〜。
           あの口車に乗せられてもう沢山の方が予約をされちゃったそうよ、次のクルーズの
  • こまどり姉 え〜それってぇ、サギじゃな〜い、サギよ
  • こまどり妹 サギよ
  • こまどり姉 あらっ、お客様も?
  • こまどり妹 あっ、こちらのお客様も?まぁ〜
  • こまどり姉 まぁ、お気の毒〜、どうしましょう〜。でもさあ、チーフパーサーの三上。
           あの人何で放送の時だけあんな声出すのかしら
  • こまどり妹 ピンポンパンポン(チャイムの真似)
  • こまどり姉 (三上チーフパーサーの真似で)みなさま、おはようございます。チーフパーサーの三上でございます
  • こまどり妹 ってさ〜
  • こまどり姉 オフィスじゃさあ「かーじーわーらー」よ
  • こまどり妹 今日の朝だって「かーじーわーらー」よ
  • こまどり姉 そーよ、ホントよ、ヤバイわよ
  • こまどり妹 いいのよ。それから、ドクターの関と川島
  • こまどり姉 いらっしゃるわね、仲いいわよね〜
  • こまどり妹 いいでしょう〜、あなた知ってる?
  • こまどり姉 なあに?
  • こまどり妹 あの二人って、親子って言う噂よ〜
  • こまどり姉 そんなの、ウソでしょ〜
  • こまどり妹 ホントホント
  • こまどり姉 何言っちゃてるの
  • こまどり妹 よく、ギャラクシーラウンジに来てるじゃない二人で
  • こまどり姉 あっ、毎晩いらっしゃっているわよね
  • こまどり妹 でしょ、それってさぁ、仕事じゃなくてさあ、
  • こまどり姉 (二人揃って)旅行じゃな〜い
  • こまどり妹 もう何よあの二人は
  • こまどり姉 でもさ、でもさ、アシスタントホテルマネージャーの川上
  • こまどり妹 あ〜、最近凄い太っちゃった人でしょ
  • こまどり姉 やめなさい、やめなさい。でもさ、今度の新しい制服見た?あの詰襟の
  • こまどり妹 詰襟の
  • こまどり姉 埋まっちゃってるから、もう首が
  • こまどり妹 首が
  • こまどり姉 あの人だけよ、あんなに似合わないのは
  • こまどり妹 ホントよね〜、まるでさあ、中華料理のさあ、ウェイターみたじゃない?
  • こまどり姉 そうよ、ホラ、「回鍋肉ひとつ!」って
  • こまどり妹 ってね〜。それとそれと、ホテルのドアマン
  • こまどり姉 「ヘイ、タクシー」って
  • こまどり妹 ってね〜。それからそれから、そのボスのさ、ベルコ…。あ〜、ホテルマネージャー、何でしたっけ、
  • こまどり姉 (二人揃って)スニバーガー。何それ、ハンバーガーじゃないの
  • こまどり妹 ううん、スニバーガー
  • こまどり姉 ハンバーガーじゃないの
  • こまどり妹 ハンバーグじゃない、スニバーガー。でもね、あんな顔してて、あの人ハンバーガー食べれないんですって〜
  • こまどり姉 何それ〜、ちょっと意味がわからない。でもね、一人だけちゃんと働いている方いらっしゃるのよ。あの方は真面目
  • こまどり妹 ホント
  • こまどり姉 ホントに真面目。でもさー、次の休暇、なんか娘さんと二人でハワイ島に行くらしくて。
           今ね、毎日のようにボブに電話して情報収集中
  • こまどり妹 誰?
  • こまどり姉 機関長の加藤。もう真面目だから情報収集。研究熱心
  • こまどり妹 研究熱心なの。ねぇ、お姉さん、それって仕事してないですよね
  • こまどり姉 キャハっ。ちょっと!(二人揃って)給料ドロボウじゃな〜い?もう、マトモな人マトモな人、ちょっと言ってあげて
  • こまどり妹 あっ、そうそう、スタッフキャプテンの小久江。この前ね、私にこうやって話しかけてきたの。
           (物真似で)「あ〜、小川君、あのさあ、僕、お客さんにさぁ、小川君に似てるって言われちゃったんだよね〜」
  • こまどり姉 似てないわよねぇ
  • こまどり妹 ねえ、似てるのは(二人揃って)髪形だけ!言われなくても(二人揃って)気付けって言うのよね〜
  • こまどり姉 でもさあ、極めつけはキャプテンの浅井。朝の放送、朝の放送
  • こまどり妹 ピンポンパンポン(チャイムの真似)「皆様、早朝より失礼致します。キャプテンの浅井でございます」ってさ〜
  • こまどり姉 本当に早朝より失礼しちゃうわよね〜
  • こまどり妹 失礼しちゃうわっ
  • こまどり姉 あれで毎朝起こされてごらんなさい、ホントにさ〜、朝早いっつ〜の
  • こまどり妹 早いっつーの
  • こまどり姉 そんで声が暗いっつーの
  • こまどり妹 声が暗いっつーの。ちょっとちょっと。あのさ。大丈夫?それからさ、制服マジックってあるじゃない
  • こまどり姉 あるわね、あるわよ
  • こまどり妹 普段さ、キャプテン白い制服でビシっとしててカッコいいわよね〜
  • こまどり姉 カッコいいわよ
  • こまどり妹 けれどもね、この前ね、寄港地で、私服を着てお出掛けしてたの
  • こまどり姉 あ〜そうお?
  • こまどり妹 ちゃんと出てってね、また一人で帰って来たの、帽子を被ってね。そしたらね、私まったく気がつかなかったの。
           だから帰って来た時にね、こう言っちゃったの、「お客様、お帰りなさいませ」ってね(バカ受け)
  • こまどり姉 アハ、そりゃマズイわ、それはマズイわ
  • こまどり妹 これはね、実話よ、実話
  • こまどり姉 ダメダメ、ちょっともう、全員もうこれクビね
  • こまどり妹 クビ?クビかぁ
  • こまどり姉 クビだわ、クビよ
  • こまどり妹 お姉さん、ちょっとクビはマズい
  • こまどり姉 クビよ
  • こまどり妹 お姉さん、そのままでいったら私達朝の明日八時半ぐらいに船長の部屋に呼び出されて
  • こまどり姉 アハハハハ、危ないわ
  • こまどり妹 私達の首が危ないわ
  • こまどり姉 あっ、それよりさ、お客様にも面白い方、沢山いらっしゃったわよね〜
  • こまどり妹 いらっしゃったわ、あっ、そう言えばね、昨日の夜のこと、これも実話よ
  • こまどり姉 なあに
  • こまどり妹 私、9階のね、右舷側をこう一人で歩いていたら、あるお客様から話しかけられたの。
           そしたらね、こう言うの。「あら?9階ってこっちにも通路があったのネ」
  • こまどり姉 なにそれ〜えっ、マジでマジで?
  • こまどり妹 もう100日経つのよ
  • こまどり姉 えっ、片舷だけで生活してたってこと?
  • こまどり妹 そういうことよ、多分
  • こまどり姉 片舷だけで?困るわね〜
  • こまどり妹 これも実話よ
  • こまどり姉 やだわチョット、でもさ、ワールドクルーズも色々あったわよね〜
  • こまどり妹 色々あったわ〜、今考えるとホントに懐かし、
  • こまどり姉 (二人で)懐かし
  • こまどり妹 なつかしいい〜?皆様、(二人で)お懐かしゅう存じます、こまどり姉妹でございますぅ〜(拍手)
  • こまどり姉 それでは、最後に、もう一曲お届けしたいと思います
  • こまどり妹 最後?
  • こまどり姉 そうよ
  • こまどり妹 お姉さん、私たちまだ一曲しか歌ってないわ
  • こまどり姉 いいの、後がつかえているんだから
  • こまどり妹 そうね、
  • こまどり姉 しゃべり過ぎよ
  • こまどり妹 そうね、私達プログラムにもないしね
  • こまどり姉 ないわ。それでは、最後に私達の苦労を歌った歌、「浅草姉妹」
  • こまどり妹 踊り付き
  • こまどり姉 (音楽そしてドラの音)キャっ、何するの!待ちなさい!待ちなさい!
  • こまどり妹 あっ、ちょっと!ちょっと!(退場)